80点満点

この大してセンセーショナルでもなく注目もされない小さな記事が、なんだかやたらと気になった。

「http://」の「//」は要らなかった、とWWWの父



なんだか色んなことを示唆しているように思えるんですよね〜。

まぁ思うとこ色々あるんですけど、簡潔にまとめてみる。




世の中に出回るものは、世の中に出て育つ



作った人がいても、結局その人が完成させたわけじゃないってことだよね。



ネットの仕組みを作るのに、色々考えて、とっても悩んで、
複雑で整合性のとれた設計をきちんきちんと作り上げたんだと思う。


そこは一般の人の目には触れず、また関わることのできない部分。


でも、その内部の設計を端的に表したURL(アドレス)。
(実際の住所もそうでしょ。県があって市があって町があって○丁目○番地・・・)


これは、その利用者に利用されることで洗練されたものになっていったんでしょうね。



「当時はいいアイデアに思えたのだが」との言葉に、
設計当時の苦悩や意図するところの存在を窺うことができるけれど、

「誰も『http://』以外で//を使っていない」との言葉の通り、
普及する過程において、テクノロジやツールはその介在した人の手により進化・洗練されていく。


設計者の意図とは別のところで。




なんかそう考えると、気が楽になりませんか?

大事なのは内部の根幹にある構造や思想であって、
そこが受け入れられれば枝葉の部分は大きな問題ではない。



自分、優柔不断なんで、よく枝葉末節で無駄に悩んでる気がして。。


アーキテクチャ(設計・構造を作ること)は意思決定の集合(An architecture is decisions)」
という言葉があるんだけど、特別正解が無いものを決定するってなかなかストレスなんだよね。

でも、とりあえず決める。

意味とか慣例とかより、面白いと思った方をとる。


とりあえず世に出してみて、その反応を見ながら新しいものを作っていけばいいんじゃないかなぁ。


仕事だけじゃなく。

例えば、
スポーツの戦術とか、
料理の味付けとか、
結婚式の余興とか。



先輩が言ってました。

「(最初から)完璧にしようとするから出来ないんだよ。8割で十分、ってオレは思うけどね。」

一つの考え方として理に適ってるなと思う今日この頃です。



たくさんの失敗(=ヨイケイケン)を経て、いいもの出来たらいいな。



一勝九敗

一勝九敗