悪魔の見えざる手 前編 〜文明は前進しなければならない〜

放射性廃棄物、一時貯蔵を 経産相、青森知事らに要請


以下、一部抜粋。
「海外で再処理した使用済み核燃料から出る低レベル放射性廃棄物を同県六ケ所村で一時貯蔵するよう三村申吾知事と古川健治村長に協力を要請した。三村知事らは県内を最終処分地にしないことを確認したうえで、受け入れの検討に入る考えを明らかにした。 」


沖縄の基地移転の問題も然りですが。
どっかにしわ寄せがいく。


それが悪い、と言ってる訳じゃないです。とても言えない。
日米同盟があるから、日本は(建前上)軍を持たずに安全を確保できてるわけで、それを安易に、米軍出てけ、なんてことは言えないでしょ。
原子力発電はいまや国内の発電量の30%以上を賄っている。(参考:原子力発電のシェア
原発や廃棄物処分の危険性から原発に反対する人もいて、それは確かにもっともなんだけど、だからといってじゃあ今すぐ原発失くせるかと言うとそれは出来ないよね。


ただ、原発に携わる大変な人々がいることを知っていることはなんとなく大事な気がする。。
  被爆労働・原発奴隷、原発ジプシー
原子力発電の原料であるウラン採掘に携わる人も、よく知らないけど大変な事になっているらしい。。


こんな人柱の上に立ってこんな贅沢なくらしをしてるのもどうなんだろうと思いつつ(彼らのお陰で徴兵に行かなくて済むし、こうして電気使ってブログ書いたり読んだり出来るんだよ。感謝。)、この問題を解決する放射能対策や原子力に代わる新たなテクノロジーの研究・開発を切に願うばかりです。
てめぇがやれって?


人類が生存していくために、エネルギーを生産することはもはや必要不可欠な事になってしまった。
今から縄文時代のような生活をしたらいいじゃないか、って思うかもしれないし、その状況になったら出来るのかもしれない(やらざるを得ない)のかもしれない。でも地球規模で考えた場合に、こんなにも多くの人類を養うには、縄文時代弥生時代の文明では賄えないのではなかろうか。
広大なプランテーションによる大量生産も、食料を輸送するエネルギーも無しにこんなコンクリだらけの土地で生存していけるのか。。


アインシュタインはこんな言葉を残した。
 「第三次世界大戦はどう戦われるのでしょうか。わたしにはわかりません。
  しかし、第四次大戦ならわかります。石と棒を使って戦われることでしょう。」


まぁこういう事態にでもならない限り、人類は今の生存方法をやめることは出来ないでしょうね。


文明は前進しなければならない。
知的生物は文明の力で反映してきた。
その力が後退するとき、人類は滅亡へと向かう。
かつて生存した多くの生命体が、進化の方向を誤った為に絶滅していったように。


(つづく)