終戦記念日に、日本の将来を想ってみようと思ってみる

本日、終戦記念日ですね。
大学で東京に出てきて数年を経てから、世間では戦争のことを振り返るのに8月9日より8月15日の方に重きを置いてるようだということに気付いた気がします。それと3月10日。


数年前、確か長崎日大高校だったか、8月9日に甲子園で試合があるので11時2分になったら黙祷させてほしいと運営側に申し出たところ、8月15日にやってくれとの対応だったそうです。
特にこの件について言うことはありません。が、(極端に言うと)8月15日はどうでもいい。8月6日を休日にでもして核廃絶を世界に発信したら、という意見に個人的には賛成です。まぁ若者の戯言です。


昨日、TBSの終戦ドラマ「歸國(きこく)」を見ました。
南の海に沈んだ英霊らが、65年ぶりに日本を訪れ、脚本家倉本聰に代わってぶーたれるという、なかなか斬新で興味深い設定。ドラマ自体はなかなか突っ込みどころ満載で、シリアスにというか、感性に訴えながら、考えながら見るには多少努力を要しました。倉本聰のドラマがどんなもんか、オレはあまり知らないので何ともですが、以下の意見が7割方くらい近いのでそちらに譲りましょう。(しかし見ないでここまで当てれるってこの人すげーな。てかそうとう倉本聰好きだな。)

土曜の夜、牛と吼える。青瓢箪。:見ないで語るが終戦記念TBSドラマ「歸國」ってまたそのパターンか倉本聰よ。


まぁ茶化してばかりもアレなんで。。
じゃあ英霊が当時の兵隊がはたしてどんな未来を望み死んでいったのか。ちょっとだけ考えてみました。今日一日、心の片隅に留め置いてみました。
・・・よくわかりませんでした。
と、一言で言い切ってしまうのも無粋ですが。
一つは、ドラマでは様々なシチュエーション毎に問題提起されていて、それ毎に様々な意見があるということ。一つにおさまるかい。。まぁ昔は偉い人の言うことが絶対だったから、価値観とか無かったのかな。。(なわけない。。)
もう一つは、それが共産主義と民主主義とファシズムのいいとこ取りをしたような「理想の社会」なのではないか、ということ。何不自由なく、何も問題のない(露呈しない)社会。うーん、、、欺瞞でしかないな。。(過去に理想郷と呼ばれた共産主義国がありましたね。。)それに、あの時代はみんな右…おっと。。


んで、ちょっと気付きました。
過去を思うのも確かに大事。でも、じゃあオレらは将来この国をどうしたいのか?
あ、これがもしかしたら倉本聰が若者へ込めたメッセージだったのかもしれませんね。
孫正義氏がしきりと「30年後の日本」を説いてまわっている。でもイメージ出来てる人って、ほっとんどいないと思う。将来のイメージもなく、ただ今を生きている、そんな現代人に送るドラマだったのかもしれません。



  • 蛇足1
    原爆投下についてこんな多角的分析は初めてな気がしたなぁ。。一つの事象を角度を変えて見ることは思いの外難しい。まだ2つくらいまでだな。。でも探せばいくらでもある。ちきりんスゲ。。
    Chikirinの日記:原爆投下の正当性


  • 蛇足2


    歸國

    歸國


    こちらが原作ですが設定は戦後10年後だそう。読んでみたい。

    サイパンから来た列車

    サイパンから来た列車