トロン

トロン [DVD]

天才ハッカーが、増長し過ぎて危険な意思を持ち始めたビデオゲーム内のマスタ・コントローラ・プログラム（MCP：学習型の、ソフトウェアを管理するセキュリティソフトみたいなもんかな）に、ゲーム内で立ち向かうSFアクション。

と書くと、主人公は正義の味方っぽいけど、動機はもっと人間臭いところがとても良い。
このプログラムが元々チェスゲームだったてのも、技術者が「ガレージ時代が懐かしいよ」と愚痴るのも好感が持てる。

公開されたのが1982年（なんと生まれる前ですな。）だが、舞台は現代から見ても近未来。
単純に、この時代にこれほどのものを表現できたのか、という点には感服する。
当時はCGを駆使した映像が話題となったらしいが、コンピュータ内部のプログラムを擬人化した表現手法を、まだコンピュータが一般的だった時代にどれほどの人が理解できていたのだろう。。
ストーリー自体は分かりやすいものではあった。

『マトリックス』を見たことがないのだけど、きっとそのもととなった映画なんだろうね、多分。
設定としては『サマーウォーズ』に近いとも言える。

IT系の技術者から見たら時代背景も考えると興味深い映画ではあるが、今の時代にあまり真新しさも面白さもそこまでかな、って感じ。
もちろん、現在公開中の『トロン：レガシー』の元ネタです。

でもねー、アマゾンのレビュー見てみたら、公開時に見た方からの評価が良い感じ？
面白い。

しかしパッケージがダサいｗ