コクリコ坂から


コクリコ坂から』観てきました。
ジブリを映画館で見るの久々!(ハウル以来?)



時は東京オリンピック招致前夜。
上を向いて歩こう』が流行った時代なので、1963年と考えるのが素直でしょう。
高度成長の時代の雑多な街の風景、幾本もの煙突からもうもうと煙があがりスモッグのような都会の空気、ガスにマッチで火をつけてお釜でご飯を炊く台所、集会を開きイデオロギー(?)をぶつけ合う学生達(それでも先生の前で体裁を整えるあたり急進的ではないみたい)、レトロな雰囲気の桜木町(あのタワーは何だったんだろう。。)・・・
こんな時代だったんだなー、と新鮮に感じながらもどこか非日常さが拭えない世界観でした。



ストーリーは特筆すべきことは特になく。。
純粋な恋愛映画でした。見てるこっちが恥ずかしくなります。
正直、ジブリでこれは違うと思う。
なんだか朝のNHKの連ドラを見てるようでした。
女の子は好きなのかな?
ポニョくらい突き抜けてくれたり、ハウルくらい独自の世界を描いてくれてたり、『耳をすませば』くらい顕著なテーマ性があれば(これは純粋な恋愛映画とはオレは認めない)、まだ見方はあったかなー。。
しばらく待って、深読んでくれる人が解説書いてくれるのを待ちましょう(無いと思うけど)。



しかし、朝鮮戦争で船乗り(軍人)が亡くなる、という話を聞くと、日本人にとっての戦争って太平洋戦争で終わりじゃないんだなー、と妙なことを考えておりました。


ところで、主人公のあだ名(なんだっけ?)の由来は何?
名前(なんだっけ?まつざきうみ?)とは全然違った気がしたのだけど。



原作、こんななんやー。。

コクリコ坂から (単行本コミックス)

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じゃ。