はやぶさ

観てきました!
いやー、ひっさびさに、良かった!!
理系の男性にはドストライクじゃないでしょうか?



ご存知、惑星探査機「はやぶさ」が、地球からはるか60億km、7年間の旅を経て、小惑星イトカワ」から資料を採取して帰還するまでの宇宙科学研究所の研究員の苦悩と葛藤と思考と挑戦と情熱と喜びを描いた人間ドラマ。


「水沢、お前、なんで宇宙やってんだ?」


あぁ、生きる、ってこういうことだよなー。
地球の重力圏外の天体に着陸してからの固体サンプルの回収は史上初だとか。
はやぶさが飛んでいたのは2003年からの7年間。
もちろんそれ以前からの長い長い宇宙開発の歴史がある。
すぐに結果が出るような仕事じゃない。
こんなにも長い間情熱を持ち続けて、こんなにも熱いことにチャレンジしてるんだってこと、知らなかったよ。




映画を見に行く前に多少は勉強してから行くことをオススメ。
ストーリーを追う映画じゃないからね。
Wikipediaでも十分かと。(これ理解して読むのも結構大変。。)


はやぶさ (探査機) - Wikipedia


話は大分簡略化されている。
それでも彼らの宇宙開発にかける思いの強さは全編を通してひしひしと伝わってくる。


幾度となく訪れるはやぶさの危機。
何度となく諦めそうになったことだろう。
それでも、必死に考え、試し、何度も危機を乗り越えてきた。
映画に描かれていたのは数回だけど、数え切れないくらい、その繰り返しだったんだろう。
その度ごとに、胸が熱くなる。(最後は、いかにも、って感じであんま好きじゃなかったなー。)


そしてそれは人類の宇宙開発の歴史でもある。
何度も何度も「失敗」し(糸川教授はこれを「成果」と呼んだと)、その度に少しずつステップアップし、NASAですら成し得ていない60億kmの彼方にたどり着き、そして帰ってきた。


科学者って人種はすごいね。
情熱と忍耐。
これだけの素晴らしい結果を得るまでに、数えきれないほどの地味な測定と分析と思索と改良を繰り返す。
しかし、盛大な結果を出せない人の方が多い。
並大抵じゃないよね。



何かに情熱を傾け続けることの苦しさと素晴らしさを。



さて、オレが仕事でガッツポーズ出来る日はいつのことやら。。



映画『はやぶさ/HAYABUSA』公式サイト 10.1 ROADSHOW