借りては返す、から卒業しよう

いよいよ本格的に動き出した新政権。

まずは最近トップニュースにのぼる補正予算案と来年度概算要求ですが。。

補正予算削減2兆5169億円・・・

22年度予算で赤字国債


本当に発行するのかな??
赤字国債。。。

橋本知事が怒ってましたねぇ。




ちょっと整理してみます、自分のために。

「今年度の補正予算」と「来年度の概算要求」がごっちゃになってたんですよね〜、ついさっきまで。
いや、まだちゃんと理解してるか怪しいけどさ。。



補正予算

通常国会で予算が可決された後、その年度内に起こった予測しにくい事態にに対応するための予算。
今年のはおそらく、景気後退に対する緊急避難的な要素でしょうな。
これが今年の5月に成立していました。

で、今回政権代わってからの補正予算見直しによる目標3兆円の執行停止。
選挙中謳っていた、ムダ削減ですね。



概算要求。

これは8月までに各省庁が財務省に次年度の予算要求をすること。

これももちろん無駄を削減しようって動きで、
国交省の前原大臣は八ツ場ダムの建設費を概算要求しない、と言ってます。



今回8月に総選挙あったから、本来終わってるはずの概算要求を今やってるわけですね。

各省庁も大変だが、通常12月に原案を提出する財務省はもっと大変だぁ。。。




補正予算で執行停止した分を次年度の予算に組み入れたいけど、
それでも景気の低下による歳入の低下が響いて足りないっぽい。

だから赤字国債発行して資金調達しようかな、と。

いや待て、補正予算の執行停止も3兆円も削るのはどうやら厳しい。。

ってのが、冒頭の二つのニュースなわけですね。





子供手当後期高齢者医療の撤廃等のマニフェスト実現のための財源は、
予算の見直しだけでは確保しきれないのが現実のようだ。
やはりなww


個人的には、ぶっちゃけ子供手当なんかより保育所作って母ちゃん働かせろよ、って思う。
でも今求人ないからそこは問題だよね〜。

「生活を守る」のもいいけど、いつまでも必要で一過性でしかない「税金の分配」ではなく、
いずれ不要になる長期的な「投資」的意義のある政策を打ってほしい。

周りの空気も、「子供手当なんだかな〜」って思ってる人結構いるように感じる。




ってところでもってオレが言いたいのは。


金が無いなら使うなよ


てことですわ。

家計でもこづかいでもそうでしょ。

赤字国債ってのは国の借金。

足りないからって借金してたら・・・ね。

しかも国の金って言っても、返すのは税金、つまり将来のオレらが背負う借金なんだから。


せっかくこれまでの予算を見直していい方向に進み始めたのに、
今、借金をして、将来への負債を背負ってまでやることなの?と。




しかし、安易にそうできない事情もある。




もし、
「お金ないから子供手当支給しません。後期高齢者医療も継続します」
ってなったときに、経済がどうなるかが心配なわけ。


これはもうオレにはさっぱりどうなるか分かんないんだけど、円が売られて弱くなったり(今別に弱くなってよくね?)、
株価が暴落したりすんのかなぁ。。

誰か教えてください。


このご時世でさらに景気悪化、雇用悪化、消費の冷え込みなんてのは避けねばならない。



まぁ民主党からしたら、それ以前にマニフェストの遵守が先だろうけど、
もっと何が大事なのか、それこそ優先順位を吟味して、お金の使い方を決めてもらいたいものですね。



先進国の政府が目指すのはやはり、『小さな政府』。

そのためには、一時的なお金の「分配」より、長期的な「投資」を行ってほしいし、
長期的に見て(歳入も歳出も含め)予算が減少傾向にあるのは望ましい姿だと思うのです。