ただ、ワクワクしながら生きていきたいだけ

今日、昨年春頃から設計・開発に携わってきたシステムの紹介をするセミナーを催したので行ってきた。
今はこのシステムの開発は一段落して別のプロジェクトにアサインされているのだが、このシステムのデモを行える環境がオレのPCにしかない、という終わってる理由で同行。
特に何をやるでもなく、ふつーに話を聞きながら、デモを見てバグや見落としがないか見たり、受講者の質問を聞いて改善点を考えたりしてた。


プレスリリースされたときに(まだ開発途中なのに)「完成」とか書かれたときは焦ったが(そんなもんらしい)、色々助けられたけどほぼ一人で開発し、設計にも関わったモノが「Ver.1 完了」までこぎつけられたのは何気に感慨深いね。
まぁ浸ってる間ではないんだが。


帰り、セミナーでプレゼンした、その場での肩書「プロジェクトマネージャー」(そうだったのかw)の先輩と、お酒が入って少し気持ちよくなったところで言われたんだが、オレはだいぶ恵まれてるらしい。
もう少し感謝した方がいいな。この境遇と、この環境を与えてくれた会社に。


製造業の生産管理システムをカスタマイズして提供するのが主力製品とする会社にあって、会計システムのパッケージを作る仕事をさせてもらえたこと。
大きなシステムの一部分ではなく、規模は小さいながらもほぼ一人で開発させてもらえたことで、システム全体を知り得る立場に置いてもらえたこと。
まだ世に無い製品だから、初めから仕様をコミットして作るのではなく、仕様が決まってない段階から開発をしていくやり方をとらせてもらったこと。ウォーターフォールモデルが当たり前と思っていた当初、これが非常に苦痛だった。。が、試行錯誤のパッケージアプリケーション開発を考えたときに、これを経験できたことは良かった気がする。仕様変更や手戻りを恐れず「とりあえず作る」ことを経験出来た。「手戻りのインパクトは10倍」とか言われるが、規模小さいからなんとかなる。


ぶっちゃけ、もはや生産管理とか製造業の業務知識なんかに興味が無い中で、会計システム開発はありがたかった。
今もこの会社にいるのはそのためと言ってもいいがw
そう考えるといいかどうかw
仕事を、やらされているのか、やってやってるのか、やらせてもらってるのか、というと、多分オレはありがたい事にやらせてもらってるんだな、と率直に思った。



しかし、話はここだけで終わらなかった。
なぜかオレの転職願望をご存知で。。
焦ったw
会社の一部の人には話したけど、この分だと下手したら社長が知ってる可能性もあるな。。
引き止めなんだかアピールなんだかよくわからない話をされたw



考えてみると、ただワクワクして生きていきたいだけかもしれない。
それなりに先が見えるある程度決まった仕事をこなして熟練していくよりも、変化の激しい業界で先を切り開きながら仕事をする方が、しんどいだろうけどワクワクできると思うんだよね。
鳥肌と仲良くなって飼い慣らしたいな。



「全てのWEBエンジニアはいま「産業革命前夜」のイギリスにいる」


この言葉がどれだけオレをワクワクさせてくれただろう。


日曜で東京マラソン終わればとりあえず一息。
予定より少し遅れたけど、そろそろ動き出すけ。


じゃ。




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