それは、なんだか他人事とは思えないような気がしたから…
だからこのエントリを書いてみる。
なんか、人に見てもらいたいようなもらいたくないような複雑な気分だけど。。
大阪の2児遺棄事件。
元々、大して興味無かった。
こんなこと書くと軽蔑されそうだが、極端に言うと、オレの知らないところでオレの知らない人が死んだって殺したってあまり興味無かった。
大して珍しい事件でもないし、
「あぁ、また若いかーちゃんが育児放棄して子供死なせたんだ。」
そのくらいにしか感じてなかった。
でも、彼女の、下村早苗容疑者のブログを読んでしまった。
それはあまりにも酷だった。
2年半前、彼女の幸せな生活が綴られていた。
若い夫婦の、楽ではないけど幸せな、夫と子供に対する愛情がにじみ出ていた。
周囲への感謝が溢れていた。
あまりに生々しかった。
そんな彼女を、一体何が変えてしまったのか。。
どうして、あんなことが起きてしまったのか。。
どうしてどうして…
オレは育児したことないからその大変さは想像することしか出来ないけど。。
きっと彼女は強い人だったんだろう。
誰にも頼らず、自分の力で生きていこうとしたんだろう。
でも、どこかで切れてしまった。
孤独だったんだろう。
与えるだけの愛情に疲れ、与えてもらう愛情に飢えていたのかもしれない。
勿論、彼女を擁護することは出来ない。
彼女のやったことは許されることじゃないし、同じような境遇にいる人は沢山いるだろう。
でも、どこかに誰か頼ることの出来る人がいたら。
迷惑を掛けられる人がいたら。
彼女はここまで追い詰められなかったのかもしれない。
他人に迷惑をかけずに個で強く生きていくよりも、互いに迷惑をかけながら助け合える、そんな社会だったらいいなぁ。。
どうやら昔の日本はそうだったらしい。。
今回のような事件までいかなくとも、誰にでもこんな風に変わる可能性がある。
そう感じた。
何か少しでも、出来ることはないだろうか。
近所の人に会ったら挨拶するとか、なんか小さな事でも意義あることが出来るんじゃないかな。。
参考)
・Chikirinの日記:誰が何をネグレクト?
今回の事件、お金じゃないと思うんだ。社会的な繋がりとか、頼るところがあれば。。
児童相談所の対応がまずかったとか、赤ちゃんポストとか、行政の対応とかもあるだろうけど、解決策はお金じゃない。
・404 Blog Not Found:貧乏な社会で子を産むな
ちょっとズレるかも知れないけど、子育てしやすい社会について。