春の携帯新モデル発表戦線、まずはauに軍配!

先週、docomoが春の新モデルの発表(注目はExperia arc)と同時に、夏以降のモデルを全てSIMフリーにするとぶちまけた。


ドコモの夏モデル20機種、すべてSIMフリーに


そして今日(いや、日付変わって昨日か。。)、auが大手キャリアとしては初めてテザリング機能を持つスマートフォンを発表。


「ちょっとくらい収入減ってもいい」──テザリング解禁に込めるauの「ワクワク感」


率直に言ってこの勝負、まずはauの勝ち!と読みます。



docomoの狙いはよく分かる。
docomoは他社に比べて圧倒的につながりやすい回線を広範囲にカバーしている。
スマートフォンが出回り(特にライトユーザーにとって)キャリア同士の差別化がガラケーほど強くなくなってきている今、キャリアがどこで勝負していくかとなると、回線、料金、端末デザイン。
SIMフリーの流れを組むことが出来れば、端末デザインで勝負する必要はなくなる。回線の繋がりやすさについて圧倒的優位にいるdocomoがいち早くSIMフリーを打ち出したのは当然の流れとも言える。
身を削っているようで実はそんなことないわけですね。


対するau
こちらはマジで身を削って勝負に来ましたね。
今のキャリアの収入は、通話料ではなくパケット通信料が大きい。これをWiMAXという別の通信事業者と手を組んで、こんなにも格安でテザリング機能を提供するなんて…!
これはマジ熱いですよ!!
昨今、複数のネット端末持ち歩く人は珍しくない。
iPadを初めとするタブレットPSPのようなポータブルゲーム機、iPod TouchスマートフォンMacbook Air・・・もちろん隆盛を極めたLet's noteも!(あーなんか悲しい。。)
これを携帯一台でネットにつなげる、しかもこんな格安、携帯電話程度にしっかり充電もって、しかもWiMAXの高速通信。下手したら携帯キャリアだけでなく大手プロバイダにも脅威を与えるかもしれません。
IS03に次ぐ勝負の一手。
オサイフケータイとかauアカウントのメルアドとかに余りこだわりなかったのでIS03は特に何も思わなかったけど、今回はグッときますね。
およそ一年前、スマートフォン戦略に遅れまくり、「もーauダメだな。。」と言われてたのをこの半年で取り返してきましたねー。
生まれ変わったauのこのスピード感、すばらしい。
docomoの思惑を見事に打ち砕いた会心の一手でした。
これでまた、人の行動様式が変わる。



そもそも、キャリアの動向を考えたときに「SIMフリー」ってのは何もワクワクしないんですよね。
docomoSIMフリーの土俵で戦いたい。softbankは絶対にそれは避けたい。
SIMフリーになった時点で国内のキャリア競争はdocomoの独り勝ちになる。
auは価格で競争できるかもしれないけど、softbankは恐らくvodafoneと同じ道を辿る。
一キャリアの独壇場。
そんなの、ユーザとしても楽しくないんですよね。
まーiPhoneユーザは別として。。w



さて、これから気になってくるのが、今後のdocomoの動き。
docomoテザリング機能を大々的に押し出してくるのか。
別の一手を用意するのか。
でもdocomoテザリングを通信会社と共同でやるならパートナーはEmobile
うーん、、、WiMAXの勝ちだな。。
Experia arcで盛り上がった後は、しばらくauが笑っていそうな気がします。


僕はケータイ端末云々、スペック云々より、こういうのの方にワクワクするみたいですねー。
夏モデルの発表が俄然楽しみになってきました。




ちょっとauほめ過ぎたかなw
しかし、softbankandroidブームからすっかり影が薄くなったなー。。。
昔は黒々フサフサ・・・ん?



そんじゃー。