とりあえず、一票投じに行こう そう思う訳

今週末4月24日は統一地方選挙の後半戦、各市区長戦、市区議会選の投票日です。
ハッキリ言って、全く関心が湧きません。
今、自分の興味が単に低いということもあるけど、正直どこの政党もパッとしない中で、市区長選、市区議選なんてなかなか関心が高まるものでもないでしょう。
それでも、やはり自分の一票を投じないといけない、そしてみんなに投じてほしい、と思うわけです。



下のグラフは、2週間前の東京都知事選の世代別投票率に、不投票率の見込みを加え、世代別の人口で圧縮し、投票「数」にみなして比べたものです。*1

長寿の人間が如何に多いかが70代以上の人数に現れています。
60代が(年代のわりに)多いのは団塊の世代のせいですかね。
第二次ベビーブーム、いわゆる団塊ジュニア世代は40代のはずですが、やはりいくらかは亡くなるのでしょう、30代が突出してますね。
20代少な。。。お金ないから都内ではなく千葉、神奈川、埼玉から出勤してるのかなー。



まぁそんなことは置いといて。。。



特筆すべきはもちろん、若者(20〜30代)の投票率(ここでは有権者に対する投票した率を指します)、投票数の少なさです。
有効投票数はさらに少ないかもしれません。
そもそも母数が少ない上に、投票率が少ない。
これは東京のデータですが、ほかの地域も大差ないでしょう。



こんなに若者が投票に行かなければ、候補者は若者を向かない高齢者向けの政策に偏っていくでしょう。



候補者にも生活がある。
(一部には)将来の日本を憂い、高尚な想いと確固としたイデオロギーを持つ候補者もいるのでしょうが、そんなものでは飯が食えない上に具体的な行動は出来ない。
まずは政治の場へ身を置く必要があるわけですよね。
自然、当選するためには票を投じてくれる高齢者に訴えることになるわけですよねー。



今日の一票が、すぐに明日の日本に生きるわけではないけれど、若者の投票率が上がってきたら候補者も若い世代を見据えた政策を考えるようになるかもしれない。
いや、若者の方をもっと見たい候補者の背中を押すことになるかもしれない。



別に、自分が非生産年齢層から搾取されてるとか思ってるわけではありません。
いや、むしろこの経済大国に生まれた恩恵を十分に享受していると思う。
地方にある普通の一般的な家庭に生まれながら、飢えることもなく好きなことして過ごし、ひとり暮らしをして都心の大学に通い、学生のバイトで海外旅行が出来る。
こんなことできない国の方が多いでしょう。
もちろん親には感謝してるけど、社会全体でこれだけの経済成長があればこそ、だよね。



だからといって、生産年齢にある有権者が軽んぜられるような政治は、今後の日本にとってプラスにはならないでしょう。
農家の戸別所得補償とかやめて農業を自由化して競争力をつけるべきなんだよ。



まぁ具体的な話は置いといて。
まずは若い世代も候補者が無視できなくなるようにしないといけないよね。
今すぐどうなるわけではないけど、今度の地方選が直ちに国政に影響を与えるとは考えにくいけど。
将来の為に、今ちょっとの手間を掛けて、一票入れにいきましょうよ。




じゃ。