役割の間を仕事が流れていく

今の会社に就職して、一年半強。
当時は部署の人数が10人程度だったろうか。
今では20人を超えて、まだ増えていく予定だ。
拡大傾向の市場、競合も増えている中で楽観はできないけれど、
前職は縮小する市場で売上も従業員数も減少傾向だっただけに、正反対の環境でいい経験をさせてもらっている。




体制も変わってきている。
チーム数が増えて、仕事を細分化して回すようになった。
これまで回らなかった仕事にも手をつけられるようになり、
日々追われる実務を減らし、より効率的に仕事を回し、利益を上げ続けていける体制を構築している時期だ。




それなりの規模の事業には、作る人、売る人、まわす人が存在する。
(小規模な事業だと、掛け持ち、又は全部を一人でこなす人もいる。マジスゲー。。)
それぞれの役割の間を、仕事が分担されて流れていく。


どのように流すのが、最も効率的だろうか。
どのように流すのが、最も顧客価値向上につながるだろうか。
どのように流すのが、最も利益を生むだろうか。


それぞれの役割の間を、仕事が分担されて流れていく。
それぞれの役割の人間が、自分たちの便益だけを考えていては、全体最適など目指すべくもないのだろう。
そう、(理想として)求めるのは部分最適ではなく、全体最適
如何にボトルネックを削り、無駄なく仕事を流せるか、である。
(これにチーム目標や個人のノルマが絡んでくるのよねー)



体制が変わっていくことで、制度設計が如何に難解で面倒なことであるかを突きつけられている。
(自分、そもそも「設計」ってにがてなんですけどー。。学ばにゃ。)
幸か不幸か、現状はエライ人からのトップダウンではなく、現場にいる人がエライ人と相談しつつトライ&エラーを繰り返し試行錯誤しながら最適解を探している。
時間をかけて準備が必要な施策もあるし、もしかしたら、すぐに現状を打開できるウルトラCもあるかもしれない。



自分が携わる仕事。
自分が果たすべき役割。
これを全うする為に、如何にパフォーマンスを上げられる環境を作るか。
難しい問題であり、これを改善できないことに無力感を感じる。
が、ちょっとだけ、ワクワクする問題でもある。



新しいことを考え、試しながら変化していくのだろう。
役割が異なれば、考え方も得意な方法も、強みも違ってくる。
その中でコミュニケーションをとり、コミットし、試し、全体最適を見つけていくこと。
より、事業の利益を大きくしていくこと。
(個人のノルマも上げていくこと!どっち優先かなー。)




そんなことも考えながら、仕事をしていこう。
自分が仕事する環境はパフォーマンスに影響する。
そんなものを他人に決められたくもないしね。




遠い将来、どんな仕事の仕方をするかはわからない。
組織横断的な大きなプロジェクトは、自分とは違うバックグラウンド、違う方法論、違う価値観に出会えて刺激的だろうけど、小さな事業でも個人の力で仕事をまわしていく人ってカッコイイなって思う。
でも、組織を俯瞰して見る経験というのは、持ってて損はしないでしょ。
懐かしい感覚です。
(え、いいから自分の仕事をしろって。。?)




じゃ。



ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

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