人を統べる立場の人に必要なバランス感覚

どこに行ってもヒラな自分がこんなこと書くのもアレですが。。


いわゆるリーダーとか管理職なんかの立場にいる人で、この人スゴイなー、と思う人は、すべからく、バランス感覚が秀でているな、と。

そして、リーダーのリーダーたる部分ってここなんじゃなかろうか、と。


名選手、必ずしも名監督にあらず。
とはよくスポーツの世界でも言われるけど、どんな組織の世界でも適用される気がする。


プレイヤーとして優秀な人が、管理職になって必ずしもそのポジションでいい仕事ができるとは限らない、と。
プレイヤー出身の人は自身の成功体験が組織統括の弊害になり得る。
自分が周りよりデキるからそのポジションについたのに、周りに自分と同じようなやり方・成果・考え方を要求したりね。
うまくいかなかったり、自分の考えが浸透しないと口惜しいんだよね。
・・・昔を思い出すわ。。w


プレイヤー出身ではなく、よそ(別部署・別会社)から来て長になった人が上手に組織を回しているのを見ると、マネジメントって専門職だなーって思う。
組織を上手くまわしていくには様々なボトルネックを排除していく必要があるし、マンネリ・ルーティンになり過ぎないようにしていく必要がある。
その中で彼らデキるリーダーの行動を見ていくと。




話を聞く。
課題と目的を明確にし、共有する。
皆に納得できる説明を用意する。(説得力がある。一方的にならない。)
正論に固執しない。
皆にバランスよく仕事を振る。(全体が見えてないと意外と難しい。)
普段は厳しく縛らないけど、必要なときに(絶妙なタイミングで)ピッと締める。
必要ならルールを壊す(変える)。
自分はキチンとしている。



皆が納得してルールを変えないとただの横暴になっちゃうし、バランスよく仕事と役割を配分することは信頼につながる。
絶妙なタイミングで全体を締めることは、全体効率にとって大きな影響を及ぼす。
後は何より、やったことの結果がキチンと出ることだね。



儒教の説く五常のうち、「智」の部分。
「中庸は徳の至れるものなり」とか言うらしいけど、簡単に身に付くものでもない、むしろ才能かと思う部分でもあるけど。
身に付くものであれば身につけたい。


将来、人の上に立つ予定も無いけど、組織に身を置く上で意識しときたいこともあるかと思うので、今の感覚と考えを、メモ。